2012年8月4日土曜日

 昨日、連日、35℃の下界の猛暑から抜け出し、小学生30名と裏磐梯へ自然体験移動教室の引率ボランテイアで楽しんで来ました。赤トンボが沢山舞い、山は秋が近いことを告げてました。

昨年も子供達と裏磐梯5色沼、散策、プール遊び引率ボランテイアでしたが、今回、子供の方から、「昨年も一緒だったね」と声を掛けられました。数人、昨年と同じ顔が有りましたが、子供の1年の成長は早く、始めは気づきませんでした。

今回は始めに諸橋近代美術館へ有名なダリの彫刻、絵画を鑑賞しました。彼の作品はストレートな表現で、子供達にも新鮮な感動を与えました。



















次は桧原湖の大型遊覧船に乗り、各自持参のお弁当を食べ、湖から裏磐梯、点在する島々を眺め、美しさに、歓声を上げてました。久しぶりに、船から眺める裏磐梯をスケッチしました。子供達は上手だね、とお世辞。

下船して、近くの吾妻川渓流で水遊びを予定時間を大幅に超えて、堪能しました。子供は水遊びが大好きで、本来の子供の態度が甦って、観ていて安心しました。この純真な子供達を大きく成長育む責任を感じました。


今回の移動教室は昨年に引き続き特別な教室です。放射能で汚染された町から、遠く放射能濃度の低い場所へ移動して、胸一杯、新鮮な空気を吸い、綺麗な水と戯れます。





今回、仲良く成った男の子は、先日は会津、明後日は山形酒田の花火大会へ行くと言ってました。
お父さんは会社都合による転勤で、町中に有った会社が閉鎖され、原発近くの浜通りに新規移転し、開設して間もなく、3.11の大震災に見舞われ、再度、会社閉鎖、山形酒田へ単身赴任してるそうです。

今日は近くの障害者施設へ散歩ボランテイアに行ったが、職員と話してたら、妻と子供2人(1歳、3歳)は実家の山形へ避難してアパート生活。毎週、子供に会いに行く。と話してた。

先のブログでも記載したが、近くの小学校の特別支援学級にボランテイア支援に行っているが、やはり、指導先生は通学は遠く成るが、子供を連れて遠くへ避難し、1時間の通学をしてるそうだ。

今年の秋にはやはり、子供達と新潟への移動教室の引率を予定してるが、福島県の子供達は大変な生活を強いられている。表面の明るい表情ではその苦労が読み取れないが、胸にぶら下げている、放射能積算メーターのガラスバッジは冷たい輝きを毎日、放っている。