2012年12月23日日曜日

対論 文明の原理を問う

今回の東日本大震災は何だったのだろう?

 過去に、世界で初めての広島、長崎の原爆投下。著者は文中に「この投下が我慢強い日本で無く、他国だったら?大暴動に発展?又、今回の大震災が東北で発生した結果、現地被災者の整然とした行動は何故か?」

 日本民族の文明原泉は何か?これらを世界に類の無い日本独特の文明の成りたちと、欧米の”神との対峙”に対する日本の”自然との共生”を東北地方の縄文文明、自然界の力強い営みを解明し、今回の大震災の復興へのビジョンを提言した。”目からうろこ”の感動的な内容だったので、ご紹介しました。

 2011年3月11日(金)
一週間の「ボラテイア基礎講座」の終了証書を受領し、帰宅した時に遭遇しました。その時の状況は当時のブログをご参照ください。

 5年前に、中国南京市への単身13年間の勤務、生活を完遂し、帰国、今回の被災。これをどのように考えるか?人はそれぞれの歴史、現状をどのようにとらえ、明日への行動の意志決定を成すかは人、それぞれと思うが、私は今回の大震災は、家族の待つ日本へ震災遭遇前に天の計らいで、帰国させられ、今回の震災を迎えたと、とらえた。私が中国に滞在してたら、家族のことが心配で仕事も手に付かず、又、家族は私と共に震災に遭遇し、どれほど心強かったか?

 又、何故か「ボラテイア基礎講座」の終了証書を受領したその日だったのか?天の計らいと、とらえ、直ぐに、伊達市の社会福祉協会へボランテイア登録し、浜通り地区からの被難者の対応、他、各種、被災対応ボランテイアを現在もさせて頂いている。

 過去、現状の流れを如何に認識し、冷静にとらえ、ポジテイブに将来の指針を見出し、行動するか?その連続性の結果、両親の待つ天へと導かれたなら、幸せと考える、年末の今日である。

目次

緊急提言 日本が東日本大震災から立ち上がるために 安田喜憲
序 新たな文明原理を求めて 安田喜憲
第1章 縄文文明の原理が語る確かな未来 vs大島直行(北海道伊達市噴火湾文化研究所所長)
第2章 人類を救う稲作漁労文明の原理 vs町田宗鳳(広島大学大学院教授)
第3章 森の命が人間を救う vs大橋力(文明科学研究所所長)
第4章 命あるものと交流する文明 vs中谷巖(三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長)
あとがきに代えて――東北の大地に生命文明の時代を
内容
地球と人類を滅亡から救うために、「生命文明の時代」に向かえ!
2011年3月11日、東北・関東を襲った東日本大震災は、近代ヨーロッパに始まった「物質エネルギー文明」の崩壊の予兆ではないか。
21世紀に入って完全に行き詰まった物質エネルギー文明に代わる新たな文明原理の創造に向けて、各分野を代表する研究者〈安田喜憲・大島直行・町田宗鳳・大橋力・中谷巖〉による強力対論集。
『文明のこころを問う』『文明の風土を問う』に続く、「比較文明学講義」シリーズの完結編。 
安田喜憲
1946年、三重県に生まれる。72年東北大学大学院理学研究科修士課程修了。広島大学総合科学科助手をへて、94年より国立日本文化研究センター教授に。専攻は地理学・環境考古学。環境考古学という新たな分野を、日本で最初に確立。主な著書に、「環境考古学事始」「森のこころと文明」「森林の荒廃と文明の盛衰」など多数。


0 件のコメント:

コメントを投稿