2011年10月18日火曜日

【公式】映画「一命」予告-HD高画質-

 友人から上映を聞かされた。別の友人のブログで映画の感想が有り、余りにも重たい内容で、貧しさの描写が自分の過去を思い出されたとあった。

 全くの予備知識無しで、観たが、子供が病死、夫婦、父親が自決(切腹)の凄まじい映画だった。
自決の刀は、真剣が質草で売られ、木刀で切腹した。
武士とは何か、運命の悪戯で、富める者、貧しき者を問いただし、形骸化された武士のシンボルのチョンマゲを切り落とし、踏みにじり、武士道とは何かを問う。
武士の面子を保たなければ、武家社会組織が崩壊する。面子の前では一命を投げ出す。

 外国人には到底理解できない、腹切り、単純な殺戮に観えるだろう。日本人は残虐な国民だと誤解を与えかねない、心配で有る。画像の芸術性は相当に高い、坂本龍一の音楽も効果的だが、3.11被災者へ勇気、元気を与えるには難解な内容である。家族の為、武士の誇りを守る為には一命を捨てる。
なんとも重たい気持ちで、映画館を出た。
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127分‎‎ - 任侠/時代劇‎
監督: 三池崇史 - 出演者: 笹野高史, 役所広司, 中村梅雀, 竹中直人, 満島ひかり, 新井浩文, 市川海老蔵, 瑛太, 青木崇高, 波岡一喜 -
1962年に『切腹』というタイトルで仲代達矢主演、小林正樹監督により映画化された滝口康彦の小説『異聞浪人記』を、三池崇史監督が再映画化。市川海老蔵と瑛太が、“切腹“という行為を通して武家社会という権力に立ち向かった寛永時代の浪人を熱演。ふたりのまっすぐな生き様を通して、世の中の不条理を問う。時代劇初の3D作品ということも話題。

音楽は坂本龍一が担当。主演は時代劇映画初出演となる『出口のない海』の市川海老蔵。

第64回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映された[1]が、無冠に終わった[3])。

キャッチコピーは「いのちを懸けて、問う―― なぜ男は、切腹を願い出たのか――。世界を圧倒した衝撃の超大作。」。

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