2011年8月27日土曜日

NHKスペシャル「日本新生」私たちのエネルギーを観た。

 核燃料廃棄物の処置方法が、世界のどの国でも見い出せて無い。
以前のブログで記載したが、映画「10万年後の安全」では無人島の地下奥深く埋めるしかない方法だ。
それも完全な安全は確保されてない。自然エネルギー論争が活発化してるが、原子力エネルギーの代替には相当時間が掛る。

 一方、我々の生き方そのものの、見直しも問われている。100坪の家庭菜園で悪戦苦闘してるが、無農薬、米糠、竹パウダー肥料の自然農法にチャレンジしてる。胡瓜、茄子、トマト、シシトウ、ピーマン、トウモロコシ、キャベツ、枝豆、インゲン、ネギ、ニラ、オクラ、人参、大根、アスパラ、カブ等、毎日、妻の手料理で食卓を賑やかしてる。贅沢三昧の食生活だ。自然の恵みに感謝、感謝だ!

「足りない、足りない、工夫が足りない」
「自然の摂理に則って生きる」
「全ては宇宙の采配」

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世界で初めて無農薬・無施肥のりんごの栽培に成功したりんご農家・木村秋則氏。
と、酪農家・斎藤晶氏とのご対談記事
  


「足りない、足りない、工夫が足りない」
       
  木村秋則(りんご農家)
        
「自然の摂理に則って生きる」の記事より
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実は、以前見たことがある戦時中の新聞に、
こんな言葉があったんです。



「足りない、足りない、工夫が足りない」


って。

私はいつも、この言葉が
頭にこびりついて離れないんです。


結局さ、自分のやったことが間違っているから
(りんごの木の)葉っぱが落ちるんですよ。
間違っているから虫が集まるんですよ。

それを見て、女房が悪い、天気が悪いって、
ほかに責任を転嫁する人が
いまはあまりにも多いと思うんです。

そうじゃなくて、自分が悪いんだと。
自分が勉強不足なんだ、観察不足なんだ、ということなんです。




だから(対談相手の)斎藤さんがおっしゃったように、
誰も気づかないところを見る目、
キャッチする力が大事になってくるんです。


同じものを見ても、表を見るのか、
裏を見るのか、それとも横を見るのか、
その見方によってみんな捉え方が違うと思うんです。


斎藤さんは、牛や馬や人間が歩くところをよく見ていて、
牧草が芽を出していることに気づいたとおっしゃいましたが、
そういうのは、いま見たからってすぐ答えは見えないですよ。

3か月も4か月も見続けてやっと分かることですから。
自然というのは、それくらい長いサイクルで
動いているんじゃないかなと思う。



だけど、きょうやったからきょう結果を出すのが現代社会です。
まるで時間に押し流されるように結果を求めようと
しているのがいまの社会じゃないかなと思います。



自然はよ、きっと笑っているかもしれないです。
人間は一体何をやってるんだと。
せかせか動いてこんなに自然から
かけ離れた社会をつくってしまって。


もう少しのんびりしなさいよ、
余裕を持って自然を見つめてみなさい、
自然の摂理に帰りなさいって、
自然は私たちに話し掛けていると思う。



         (略)

北海道・旭川の斎藤牧場の斎藤晶さん。19歳のとき開拓農民として山形より旭川へ。しかし笹と石だらけの土地で農業の限界を感じ、発想を変え酪農に転換。牛にできないこと­を人間が手伝えばいい。その考えと実践が海外から高く評価され、海外からの見学者が絶えない。牧場だけの草だけを食べている斎藤牧場のミルクはミルクの概念を覆させる味で­ある。】



常識の中には間違っているものも
多いんじゃないかと私は思います。

斎藤さんにしても私にしても、周りから
変わり者とされているけれどもさ、
逆に自分の間違いに気づかないでいる人も
すごく多いと思うんです。

学問栄えて国滅びるっていうけれども、
いまの社会の混乱ぶりがそれをよく表して
いるんじゃないでしょうか。


1 件のコメント:

  1. いつもありがとうございます。今回はすごい内容ですね。自然の摂理に従って作物や製品を作る事は、簡単ではないようですね。
    理念をもって行動する、うまくいかないことに耳を傾ける謙虚さ・・。
    男のロマンを感じます。

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