2011年4月7日木曜日

4月7日(木) テレビニュース報道 素晴らしい!!

 宮古市田老の宮古北高で避難所生活を送る赤沼ヨシさん(93)は、持ち前の明るさで被災者の心を和ませている。

 赤沼さんが身を寄せるのは、15人が避難する同校の一室。赤沼さんのように津波で家を奪われた人々が共に暮らす部屋からは、笑い声が絶えない。

 数え年で94歳の赤沼さん。「足が不自由だから押し車を94馬力で押して逃げたのよ」

 思い出すのもつらい被災の様子をからりと笑い飛ばしたと思えば「若ければ彼氏も来たけれど、自衛隊の人におんぶしてもらって助けられたの」とたたみかけ、被災者からどっと笑いが漏れる。

 避難所を訪問した達増知事には田老の復興を熱く訴え、知事に「こちらが励まされました」と言わしめたという。赤沼さんは「今度は菅首相が来るのを待っている」と、いたずらっぽく笑う。

 自身も経験した1933(昭和8)年の昭和三陸大津波の話や身の上話…。話題も次々と変え、相部屋の避難者も「楽しくて夜も笑いが絶えない」「心が明るくなる」と目を細める。

 田老生まれの田老育ち。昭和の津波で壊滅的な被害を受けた地元をよく知り、親からは津波への備えを聞き続けていた。「こんな年だから恥をかいたっていい」と、若い人に自分の経験と思いを伝えたいと思っている。

 「悲しんでいても体が悪くなるだけ。みんなで笑ってがんばっぺし」と語りかけると、また部屋中に笑みが広がった。

【写真=身ぶりを交えながら「94歳だから94馬力で頑張るの」と冗談を言い、同室の被災者を笑わす赤沼ヨシさん=24日午後、宮古市・宮古北高】


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