特集上映:映画から原発を考える |
●「100,000年後の安全」 |
作品 | 100,000年後の安全 |
---|---|
原題 | Into Eternity |
上映時間 | 1h15 |
トピックス | [特集上映:映画から原発を考える 第1弾] [6/18(土)~7/1(金)まで上映予定] |
監督名 | マイケル・マドセン |
出演者名 | マイケル・マドセン |
フィンランドでは、世界初となる永久地層処分場が建設中である。その巨大なシステムは10万年間保持される設計だが、10万年後、そこに住む人々への明確な保障はない。“未来のみなさん、透明でにおいもありませんが、大変危険です。絶対に触れないで下さい”未来でこの言語は理解されるだろうか―。
2009年デンマーク・フィンランド・スウェーデン・イタリア合作映画
※入場料金(一律)1,200円のうち、200円を福島県の社会福祉課に義援金として寄付します。
この映画について イントロダクション
誰にも保障できない10万年後の安全。放射性廃棄物の埋蔵をめぐって、未来の地球の安全を問いかけるドキュメンタリー。
毎日、世界中のいたるところで原子力発電所から出される大量の高レベル放射性廃棄物が暫定的な集積所に蓄えられている。その集積所は自然災害、人災、および社会的変化の影響を受けやすいため、地層処分という方法が発案された。
フィンランドのオルキルオトでは世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設が決定し、固い岩を削って作られる地下都市のようなその巨大システムは、10万年間保持されるように設計されるという。
廃棄物が一定量に達すると施設は封鎖され、二度と開けられることはない。しかし、誰がそれを保障できるだろうか。10万年後、そこに暮らす人々に、危険性を確実に警告できる方法はあるだろうか。彼らはそれを私たちの時代の遺跡や墓、宝物が隠されている場所だと思うかもしれない。そもそも、未来の彼らは私たちの言語や記号を理解するのだろうか。
圧倒的な映像美!コンセプチュアル・アーティスト、マイケル・マドセン監督作品。
コンセプチュアル・アーティストとしても活動する監督のマイケル・マドセン自らが、既に建設が進行中の施設に潜入し、このプロジェクトの実行を決定した専門家たちに、未来の子孫の安全性について問いかける。
圧倒的な映像美はまるでSF映画のように、荒廃し人類が去った後の地球、機械だけが永遠に動き続ける地球の姿を映しているようだ。
映画『100,000年後の安全』
(2009年/79分/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア/英語/カラー/16:9/ビデオ)
監督・脚本:マイケル・マドセン
脚本:イェスパー・バーグマン
撮影:ヘイキ・ファーム
編集:ダニエル・デンシック
出演:T・アイカス、C・R・ブロケンハイム、M・イェンセン、B・ルンドクヴィスト、W・パイレ、E・ロウコラ、S・サヴォリンネ、T・セッパラ、P・ヴィキベリ
配給・宣伝:アップリンク
2010年パリ国際環境映画祭グランプリ
2010年アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭 最優秀グリーン・ドキュメンタリー賞受賞
2010年コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭 有望監督賞受賞
0 件のコメント:
コメントを投稿