2011年6月7日火曜日

 今回の大震災で、人間とは何か?、生きてることとは何か?宇宙、地球、自然、日本、多くのことを考えさせられるが、前回、前々回のブログでも取り上げたが、多くの人々はブータン国の国家ポリシーの転換に注目してる。

下記は最近見つけた文章です。


ソニーでCDや犬型ロボット「AIBO」の開発な

どに携わってきた天外伺朗氏。(ホロトロピック・ネットワーク主宰)

    遺伝子工学の世界的権威である村上和雄氏と、今回の震災について思うこと、そして復興へのビジョンの対談。

 
   「GDP(国民総生産)からGNH(国民総幸福量)へ」

僕は、今回の震災が百年後に振り返った時、
あれをきっかけに日本は大きく変わったという
ターニングポイントになると思っています。


戦後六十六年、街中ギンギンぎらぎら無駄に明るくして
一所懸命GDP(国内総生産)を上げてきたわけです。

でもいまのように節電し、物を捨てず、
無駄なことをしなければGDPは下がります。これから日本は好むと好まざるにかかわらず、
そういう方向に向かうのではないかなと。
 いままで日本は国家の位置づけとして
 「GDP世界二位」と言い続けてきましたが、
 もうそういう時代は終わって、


 これはブータンの国王が言い始めたことですが、
 「GNH」、つまり 「グロス・ナショナル・ハピネス(国民総幸福量)」


 日本人はもともといい社会を築いていたんですよ。
 問題は、おっしゃるとおり
 自分たちの国が素晴らしいことに気づいていないこと


 だからこの前出した本に、
 各国でわざとお金が入った財布を落として、
 戻ってくる確率を測定してみたらいいんじゃないかと(笑)、
 「PAH(People's Average Honesty)」とでも名づけて、 格付けしたらどうかと書きました。


 また、こういう災害があると
 バッとボランティアが駆けつけますしね。
 神戸の大震災の時は、まだやる気だけで
 何をやっていいか分からない傾向があったけど、

 今回は的確に行動する若者たちが多かったですね。
 交通も途絶え、宿泊所も食料もない時に、
 自分たちでテントと食料を持って、駆けつけてきたと。


 僕も何人か会いましたが、みんな爽やかなのね。
 

 僕らの年頃は、「俺はボランティアやっているんだ」という

 感じになるんだけれど(笑)、

 若い連中はものすごく爽やかにやっている。


 一部のおじさんおばさんたちから見ると、
 覇気がないとか草食系とか言われるけれども、


 彼らはすでにGDPからGNHに価値観をシフトさせている。


 我々の世代よりもむしろ、
 人間としての本質に目覚めていると感じます。
 だから、日本はこれからどんどん
 よくなっていくはずだと思っています。

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