2011年3月8日火曜日

 今日の日経新聞で田谷和正の経営内容が紹介されていた。
私の友人が美容院を経営、技術は県大会優勝、全国大会出場の腕前で有り、訪問美容も開業し、研究熱心な方です。

 美容関係の記事かと読み進めて行くと、現在の不況日本から抜け出すヒントがそこには有ったので、ブログに記載する。

 美容室の市場規模はここ数年、1兆6000億円でほぼ横ばい、一方、美容室店舗数は増加しており、今や、その数はコンビニエンスストアの5倍(驚き)で経営環境は厳しくなっている。

経営課題は
①通常、美容師になるには(修業時代)5年かかる。
②修業時代の給料が安いので、離職率が35%と高い、
③各支店店舗の技術、サービスにバラツキが有る。
④働きがいが得にくい。

 これらの経営課題を若手美容師の育成でTAYAアカデミーを設立した。効果を上げたのは
①美容師になる期間を3年に短縮、独立させた。教育内容は非常に厳しい。
②給料に独立すると技術料を上乗せする、歩合性(単純一律の微小給料のアップ、福利厚生の拡充で  の待遇改善だけでは抜本的な解決にならない。)
  (私の中国長年の駐在ビジネス経験でも、若者は給料では無く、自己の技術レベルアップを、この会  社から得ることが出来るかの判断で離職する)、
③同期入社の社員を一同に集める研修で各店舗の技術バラツキを統一し、なお且つ、研修生同士の   競争心をくすぐる。

 「美容師にとっての働きがいは顧客が満足する髪形を作り出すことに有る。研修を通して顧客に喜ばれる技術力を身につけ、プロの自覚が出てくれば、美容師を続けることが出来る」

人は絶えづ磨き、向上を図る努力が有れば、将来は明るい。
体験学習、教育の素晴らしさ

 

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